この記事は、「資産形成を始めたいけど、証券口座をどう選べばいいかわからない」「口座開設って難しそう」と感じている方に向けて書いています。マネーリテラシーゼロだった私が、SBI証券を開設するまでの実体験をまとめました。お金・資産シリーズの3話目です。
このシリーズの全体像は1話目にまとめています。
前回の記事で書いたとおり、リベ大に出会ってから1〜2ヶ月ほどで、私は証券口座とネット銀行の開設まで進むことができた。
今回は、その最初の一歩である「証券口座編」について書いていきたい。
そもそも私は、48歳までネット銀行すら持っていない超アナログ人間だった
まず正直に告白しておくと、それまでの私は、銀行ですらネット銀行を使っていなかった。
窓口のある銀行の、カードと紙の通帳しか持っていない。それで必要なお金を出し入れしてるだけ。完全にアナログ。マネーリテラシーゼロというのは、こういうレベルの話だった。
だから、投資をはじめるために証券口座を持とうと最初に考えた時、頭に浮かんだのはこんな選択肢だった。
- 自社株の窓口口座だった野村證券を、そのまま引き継いで活用する
- あるいは、家の近くにある窓口のある証券会社で口座を開設する
理由は単純で、自分は投資の素人で自信もないから、窓口で色々アドバイスをもらいながらNISAを使った投資を始めていく方が安心なんじゃないかと思っていたからだ。
今考えると、その流れに乗らずにSBI証券を選んで、本当によかったと思っている。
窓口のある証券会社を選ばなかった、2つの理由
前のブログで書いた通り、リベ大で基本的なお金の勉強をする中で、下記を学んだ。投資を始めるための土台作りの入り口なので、これらの点をまず理解できたことはとても大きな意味がある。
理由1:手数料が段違いに高い
株式投資の世界では、手数料は非常に大きく効いてくる。長期で運用するほど、その差は積み重なっていく。
ここで、ネット証券と窓口のある証券会社では、格段の差がつく。
理由2:「窓口でアドバイスをもらう」という考えが、実は一番危ない
これは後のブログでも詳しく書くが、いったん証券口座を開設したら、長期的な老後資金への備えを目的に据えるのであれば、基本的にNISAで買う商品は「オルカン」か「S&P500」を買っておくのが最適解だと考えている。
ところが、証券会社の窓口に行くと、その証券会社が勧めたい商品を色々と提案される。そこで変な商品を買ってしまっては、元も子もない。
ネットで、シンプルにNISAを使って「オルカン」か「S&P500」を毎月淡々と買う。買う手続きはネットならほんの数分で完了する。手数料も極めて安い。
すべて理にかなっているので、窓口のある証券口座には行かない。これは、経験も踏まえて断言できるやり方だと思っている。
一番大事なこと——証券会社とネット銀行は「セット」で決める
まず、これから始める人に一番伝えたいことがある。これもリベ大で学んだ基礎だが、大切な投資の土台。
証券会社と、次の記事で書くネット銀行は、セットで決めるべきということだ。
なぜかというと、銀行と証券会社の組み合わせによって、入出金のやりやすさが全然違ってくるから。資産形成の「箱」を作る上で、ここは超重要なポイント。
両学長がよく勧めているのが、この2つの組み合わせだ。
- SBIコンボ:SBI証券 & 住信SBIネット銀行(2026年8月3日より「ドコモSMTBネット銀行」に商号変更。個人向けサービスは「ドコモの銀行」というブランド名になったが、口座番号やキャッシュカード、SBIハイブリッド預金などは原則そのまま使える)
- 楽天コンボ:楽天証券 & 楽天銀行
何も知らないド素人だった私は、先に投資を始めていた先輩の勧めもあって、SBI証券を選んだ。結果として、めちゃくちゃ使いやすい。今も満足している。
SBIコンボを実際に使ってみて——不自由がない
ネット証券にもいろいろあるが、上述のとおりSBIコンボか楽天コンボのいずれかで考えれば良いというのが、私が学んだ原則。この2つの比較については、リベ大の情報でも多く出ているので、詳しく知りたい方はそちらを見てみるのがいいと思う。
私自身はSBI証券しか使ったことがないが、住信SBIネット銀行も含めて、非常に使いやすい(銀行側の詳細は次回の記事で書く予定)。口座開設は、SBI証券の公式サイトから行える。
具体的に、使いやすいと感じているポイントを挙げるとこうなる。
- 手数料が安い——長期運用では、これが一番効いてくる
- 取り扱っている商品が豊富——インデックス商品はもちろん、選択肢に困ることがない(ただ実際に買う商品は、基本インデックスのオルカンかS&Pだけでも十分だが)
- 単元未満株が買える——やるかやらないかは別として、高配当株投資(詳細は後の記事で解説)をやる際に、通常は100株単位でしか買えない個別株を、100株以下の小口で購入できる。このフレキシビリティは使いやすい
- 住信SBIネット銀行との連動——入出金がスムーズで、資産管理の手間が減る
これから投資を始めるなら、SBIコンボであれば不自由することはないと思う。
もう一つ大事なこと——証券会社は1本化しておく
最後にもう1点。事業用でなく個人での資産形成目的であれば、証券会社は1本化しておくべき。
理由は明確で、NISAは複数の証券会社で同時に使うことができないからだ。
あれこれ口座を作るのではなく、SBIコンボとしてSBI証券だけ持っておけば、それで十分だと思う。
夫婦で投資をする際も、それぞれでSBIコンボを持っておけばそれ以上は不要だと思う。
口座開設は、実はそんなに難しくない——ただし「心が折れないこと」
口座開設について、正直な感想を書いておきたい。
基本的には、登録申し込みさえできればスムーズに開設できる。
ただ、一つだけ注意点がある。登録のための入力項目がかなり多いということ。その入力の途中で心が折れてしまう人もいると聞く。
私の場合は、すでに口座をもっている先輩と会って、登録作業を一緒にやってもらった。ただ、実際にやってみると、項目数は多いけれど、入力に手こずるような難しい項目はなかった。
しかも、SBI証券は電話問い合わせの対応を含めてサポートが手厚いので、一人でも十分にできると思う。解説動画もYouTubeにたくさんある。
大切なのは、わからないところがあれば電話サポートでも何でも利用して、とにかく心が折れずに開設までこぎつけること。それだけだ。
最初にやったこと——少額でオルカンを買ってみた
口座開設と同時に、住信SBIネット銀行も開設した。そして、まずSBI証券にお金を入金してみた。
試しに、NISA枠でオルカン(全世界株式のインデックスファンド)を少額だけ買ってみた。
正直に言うと、この瞬間が嬉しかった。
マネーリテラシーゼロだった自分が、ネット証券で株式を持てた。たったそれだけのことだけど、大きな一歩だと感じた。
そして何より、自分で選んで、お金と主体的に向き合っていくための「舞台」ができたという感覚があった。
これまで「なんとなく大丈夫やけど、よう分からん」だったお金との関係が、ここから変わり始めた。
まとめ——最初の一歩は、思っているより簡単
振り返ってみると、証券口座の開設は、始める前に思っていたよりずっと簡単だった。
- 証券会社とネット銀行は、必ずセットで考える
- 窓口のある証券会社ではなく、ネット証券を選ぶ(手数料と、余計な商品を勧められないという2つの理由から)
- 証券会社は1本化しておく(NISAは複数の証券会社では使えない)
- 入力項目は多いが、難しい項目はない。サポートも手厚い
- とにかく心が折れずに、開設まで到達することが一番大事
次回は、この記事でも触れた「銀行口座編」について、もう少し詳しく書いていきたい。
なお、この記事で紹介している内容は、あくまで私自身の実体験・実践に基づくものです。投資や資産形成の判断は、それぞれのご自身の状況に応じて、自己責任で行っていただくようお願いします。
次回は、証券口座とセットで開設した「銀行口座編」について書いていきます。


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